セレックとは?
驚くほど有益な世界最先端のシステム
セレックシステムとは、医療先進国ドイツからやってきた、セラミックの「詰め物・かぶせ物」をコンピュータによって設計・製作をすることが可能な、世界最先端のシステムです。
通常のセラミック治療と異なり、技工士が制作する手間とコストがかからないため、従来のセラミック治療よりも非常に安価に提供することが可能となったのです。
今、セレックは日本だけでなく世界中で注目を浴びています。
なぜなら、非常に高精度で長持ちな治療が可能で、身体にも安全、しかも天然歯のように美しい歯を安価に提供できるという、歯科医師にとっても、患者様にとっても驚くほど有益な機器だからです。
現在、日本全国でセレックを導入する歯科医院が増えています。「機械での治療だから、どこの歯科医院でも一緒でしょ?」と思われる方がいらっしゃいます。
しかし、実はセレック治療は、歯の削り方、コンピュータの扱い、接着材の知識、磨き方、仕上げ方まで、どのステップにも手を抜けない、非常に難易度の高い治療法なのです。
歯科医師の技術レベルにより精度が異なり、むし歯の再発しやすいかどうか、自然な色合いかどうか、歯を削る量を最小限に抑えられるかなど、歯の健康に関わる部分に大きな差が生まれるのです。
当院には、国際的な学会から認められたライセンスである国際セレックトレーナーの資格を院長 内田智也が保有しています。
この国際ライセンスをもつ歯科医師は、まだ日本でも数十名しかおらず、京都では数人しか保有していません(2014年9月現在)。
セレック治療〜7つの特徴〜
「歯医者って、なんでこんなに時間がかかるんだろう」と思ったことありませんか?
従来の治療法では、せっかく何回も通って根の治療が終わったと思っても、セラミックの詰め物、かぶせ物を作るためには2~3回ほど来院していただく必要がありました。
しかも、技工所に発注をしなくては行けなかったので、歯型 を取ってからも1~2週間以上お待ちいただいていました(さらに、この間に細菌感染してむし歯の原因となってしまう場合があります)。
しかしセレックでは、1回の来院でその日のうちにセラミックの詰め物・かぶせ物を作製することができるのです。
朝にご来院頂き、お仕事などの帰りにつめ物・かぶせ物を装着することが可能になりました。
様々な色のセラミックブロックから、あなたの天然の歯に近い色を選択して修復物を製作します。
ですので、天然歯に近い色合いを実現することが可能です。※ただし、手作業で何重にも塗りなおして天然歯の色を再現する、技工士によるセラミック治療より、色合いはやや劣ります。
保険の歯や、メタルボンド、ハイブリッドセラミックに比べると、セレックが圧倒的に自然な色合いです。
保険の歯は、時間が経つと茶色くなったり、黒ずんで来たりと時間が経つとどうしても変色してしまいます。
しかし、セラミックは材質の性質上、変色をすることはありません。いつまでも美しく、他の歯と見分けがつかないほど自然であるという審美的なメリットが大きいのが、セレック治療の大きな特徴の一つです。
従来では、印象材というゴムのような材料を噛んでもらい、歯型を取っていました。
あの歯型を取る工程が苦手な方、嘔吐反射がある方も多いですよね。
セレックでは、3D光学カメラで直接お口の中を撮影(スキャン)して、歯の形態を読み込みます。
そのため、従来の印象採得(型取り)の工程が必要なくなり、患者様の負担が軽減します。
また、従来は印象材という材料を使用して型採りを行って、かぶせものを作成していました。
しかし、印象材自体がすぐに変形してしまうため、それも精度が劣る原因となっていたのです。
セレックの特徴として、「接着修復」もポイントです。
例えば、銀歯のような金属ですと、欠けている、空いているところに銀歯をはめ込み、セメントによって隙間を埋めています。
しかし、セレックが実現できる「接着」とは修復物表面と歯の形成面が分子レベルで化学的に結合・維持することができるのです。
なので、治療して取り付けた被せ物や詰め物が取れたり、被せ物や詰め物の下からむし歯が再発することも非常に少なくなるので、患者さんへの負担も減ることになります。
銀歯などの金属は、唾液にさらされているために金属イオンが溶出しやすいと言われています。
銀歯から溶け出した金属イオンが体内のタンパク質と結合し、体内にある抗体と特異的に反応した時に金属アレルギー反応が起こっているのです。
その結果、口内はもちろん、手や足など全身にも皮膚炎、発疹、湿疹などが発生します。
最近では、歯科治療と金属アレルギーの関係が問題視されていますが、少し前までは関係が認識されていませんでした。
痛くなったら削って治すという治療が中心だったため、金属を詰めたりかぶせたりする治療が基本だったのです。
セラミックを用いたセレック治療は金属アレルギー対策ができます。
むし歯で削ってしまった歯はもちろん、銀歯からセラミックの歯への付け替えなども当院では行っております。
従来法では「歯科技工所」と連携してつめ物・かぶせ物を作っていきます。そのため、歯科技工所に支払う費用がどうしても発生してしまいます。
また、技工物の中でもセラミックは技工士さんの手間が非常にかかるため、どうしても金額が高くなってしまいます。
しかし、セレックシステムでは、すべての製作工程を歯科医院で行いるため、技工所に支払っていた費用はかからなくなり、患者様にご負担頂く費用を下げることができるようになりました。
従来よりも安価なセラミック治療が可能となりました。
セレック治療の流れ
当然の事ですが、まずは患者様の希望・理想を正確に 把握することが大切となります。 まずは、口の中の現状と患者様のご希望を踏まえて、治療方法の相談をさせていただきます。 当院では、セラミック治療に精通した院長がいますので、希望・理想を私たちになんなりと お伝え下さい。
専用のカメラで、治療部位の歯の形態をスキャンします。 型採りの作業は、この撮影のみで完了です。従来の型採りに比べて負担が減りました。 ほんの数秒の作業で、治療部の歯列がモニター上に再現されます。
モニター上で、歯の形態の調整を行います。お口全体のバランスまで綿密に、精密に設計することにより、安定した咬み合わせを実現します。 歯の設計後は、天然の歯により近い、最適な色のものを患者様と相談しながら選定します。
ここまで来たら、あとはセレックシステムのミリングマシンという機器(CAM)で、ブロックから歯を削り出します。設計されたデータ通りに、精密・正確に削りだされますので、歯にピッタリと合う修復物ができるのです。
削りだされたセラミックを、特殊なセメントを使用して、強力に接着していきます。 設計の技術と同様、この接着の技術によってセレックシステムを使った同じ治療でも、技術の差が大きく出る部分です
セレック治療の費用
- セラミックインレー
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31,000円〜
- セラミッククラウン
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62,000円〜